FC2カウンター たて's BAR 塩野七生「ローマ人の物語」
たて's BAR
金沢在住のたてと申します。 子供の病気のことや他愛のないこと、日記をつらづらと書いてます。
塩野七生「ローマ人の物語」
またまた、テレビ番組にあやかった、本日の一冊。

塩野七生「ローマ人の物語」


文化功労賞受賞者、塩野七生氏の超ベストセラーです。
ローマ人のルーツから滅亡までを、無駄な感情や表現を抜きにして、
徹底的に書き込んでいます。

文章の強さから、
私はずっと、塩野氏を男性だと思っていました。
文章自体は淡々としているのですが、行間に見え隠れする
ローマに対する著者の熱い想いがストレートに伝わってきます。

歴史小説と言っても、自分は日本史・中国史が
主だったのですが、当書を読んだことで、
好奇心の分野が一気にヨーロッパにまで広がりました。

ハードカバー版は全15巻。
最近は文庫版が出ています。
金額も、大きさもコンパクトに。
文庫版はざっと計算すると、50冊近くまで出るんじゃないでしょうか。
私はどっぷり、アリ地獄状態です。

安い巻なら、一冊400円程度。
一度、読まれてみては。
装飾のない、ストレートなローマの歴史がそこにあります。
きっと、ローマが好きになりますよ。
歴史に強い人は、ぜひ。

そして、ようこそ、アリ地獄に。


《たての評価》

ジャンル・・・・・歴史
読みやすさ・・★★☆
笑える度・・・・★★
泣ける度・・・・★★★☆
燃える度・・・・★★★★☆
サプライズ・・・★★

総合評価・・・・★★★★☆

※評価は私の独断と偏見です。あしからず。
(★:1点、☆:0.5点、5点満点)



追記・・・今日の特番で、長々とやってましたね。
塩野七生氏の歴史観がちゃんと反映されてて、面白かった。


ただ、知花くららサンがイマイチだったのは、
私の女性の好みなので仕方ないとしても(笑)、番組のまとめで
ローマが1000年にもわたって続いた理由が
「寛容」(クレメンティア)だったのは、少々違和感が。

ローマは、圧倒的な武力を背景にして戦争に勝ち続けることができたから、
「寛容」の精神を発揮することができたんだよ。
力のない「寛容」は意味がない。
安直なヒューマニズム的に「寛容」を持ち出していたのでは、
塩野氏の主旨に反しますぜ。


テレビが、というよりも、みのもんた氏が言っていた「今の日本に必要な方針」は、
強者による「寛容」ではなく、
弱者のとるべき道なのではないのか、とツッコミを入れたくなった。

それ以外は、とってもよく出来た番組だったけどねん。


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プロフィール

たて

Author:たて
金沢市在住の関西人。
趣味は読書と音楽。たまに料理も。
最近はカメラに凝ってます。

二児のパパ。
長男(慶悟)は2007年5月15日に
最終手術(フォンタン手術)を終了。
家族4人で、
のほほんと生活してます。



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